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腹直筋上部の鍛え方|自重・チューブトレーニング・ダンベル筋トレからおすすめ種目を厳選紹介

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腹直筋上部の鍛え方を、自重トレーニング・チューブトレーニング・ダンベルトレーニングから厳選してご紹介します。腹直筋上部の筋トレは腹筋トレーニングの基本として重要です。

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※本記事は世界チャンピオン金井選手山田選手も所属し、ワールドゲームズや国体にも参加実績のある公式競技団体「JAWA」の情報記事として公開されています。

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記事制作©FutamiTC/MazurenkoJapan


■腹筋の構造と作用

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読みかた:ふっきんぐん
英語名称:abdominal muscles
部位詳細:腹直筋外腹斜筋内腹斜筋腹横筋
起始:恥骨稜・恥骨結合・恥骨結節第5~12肋骨外面胸腰筋膜深葉・上前腸骨棘・鼡径靭帯・腸骨稜第7~12肋軟骨内面・鼡頚靭帯・上前腸骨棘
停止:剣状突起・第5~7肋軟骨外面鼡径靭帯・腹直筋鞘前葉・腸骨稜外唇第10~12肋骨下縁・腹直筋鞘・精巣挙筋剣状突起・白線・恥骨

腹筋群は四つの筋肉が折り重なる四層構造をしており、表層から順に腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋となります。腹直筋は体幹を屈曲させる働きがあり、外腹斜筋・内腹斜筋は体幹の捻り動作をつかさどっています。また、腹横筋は腹圧を保つ働きがあるほか呼吸にも深く関わっています。

▼腹筋の構造と作用

腹筋の構造と名称|腹直筋・内腹斜筋・外腹斜筋・腹横筋の作用と鍛え方を詳しく解説

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■腹直筋上部の自重トレーニング

腹直筋上部だけでなく腹筋トレーニングの基本中の基本と言えるのが、こちらのようなシットアップベンチを使ったデクラインシットアップです。身体を曲げきったポジションで顎を引いて腹直筋を最大収縮させるのがポイントです。

腰に不安のある方は、こちらのようなカールアップクランチがおすすめです。

カールアップクランチは、仰向けになり膝を90度に曲げて構えます。膝を曲げるのは、動作中に腰が反って腰椎に負担がかかりにくくするためです。

構えたら、息を吐きながら上半身を起こしていき、最後に息を吐ききると同時に顎を引いて腹直筋を完全収縮させます。

そして、再び身体を下ろしてから同じ動作を繰り返しますが、この時に反動を使ったり、腰を反らせて勢いをつけると、腰椎に強い負担がかかります。

確実にコントロールした動きで、反動を使わないように気をつけてください。

【正しいやり方と手順】

①仰向けになり膝を曲げて構える

②息を吐きながら上半身を起こしていく

③上半身を起こしたら、息を吐ききり顎を引いて腹直筋を完全収縮させる

④ゆっくりと元に戻る

⑤反動や勢いを使わずに再び上半身を起こす

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■腹直筋上部のチューブトレーニング

チューブクランチは腹直筋上部に集中的な効果があるゴムバンド筋トレです。

チューブクランチは、膝を床につき、頭の上でトレーニングチューブをグリップして構えます。そこから、息を吐きながら上半身を曲げていきます。

上半身を曲げたら、その位置で息を吐ききるとともに、顎を引く動作を加えることで腹直筋が完全収縮して効果が高まります。

腹直筋を完全収縮させたら、元に戻って再び上半身を曲げていきますが、この折り返し点で反動を使って腰を反らさないように注意してください。腰を反らせたフォームになると、腰に強い負担がかかり腰痛の原因になる場合もあります。

【正しいやり方と手順】

①床に膝をつき、頭の上でトレーニングチューブをグリップして構える

②息を吐きながら上半身を曲げていく

③上半身を曲げたら、息を吐ききり顎を引いて腹直筋を完全収縮させる

④ゆっくりと元に戻り、反動を使って腰を反らさないように気をつけて、再び上半身を曲げていく

また、腹筋運動の苦手な方におすすめなのが、こちらのようなトレーニングチューブの張力を補助に使ったクランチです。

逆に、もっと強度が欲しい方は、この動画のようにトレーニングチューブの張力を負荷に使ったデクラインシットアップがおすすめです。

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■腹直筋上部のダンベルトレーニング

ダンベルの負荷を使って腹直筋上部を鍛えるのにおすすめの種目が、こちらのようなダンベルクランチです。

ダンベルクランチは仰向けになり、ダンベルを胸の上で保持して構えます。

そこから、上半身を起こして息を吐きながらダンベルを上方へ上げていきますが、上半身を起こすことよりもダンベルを高く上げるイメージで行ったほうが、腹直筋に負荷が集中しやすくなります。

ダンベルを高く上げたら、息を吐ききり腹直筋を完全収縮させてください。この時に、顎をやや引くようにすると、さらに腹直筋が強く収縮して有効です。

腹直筋を完全収縮させたら、元に戻りますが、勢いで戻らずに筋力でコントロールしてゆっくりと戻りながら筋肉にエキセントリック収縮(伸張性収縮)をかけるようにしてください。

また、動作を折り返す時は、反動を使ったり、腰を反らせたりすると腰椎に強い負担がかかりますので、十分に気をつけて動作しましょう。

【正しいやり方と手順】

①仰向けになり、ダンベルを胸の上で構える

②息を吐きつつ上半身を起こしながらダンベルを高く上げる

③ダンベルを上げたら、息を吐ききり顎を引き、腹直筋を完全収縮させる

④ゆっくりと効かせながら元に戻り、反動を使わずに再び上半身を起こしていく

また、さらに強度をあげたい場合は、この動画のようにダンベルを胸で保持してクランチを行うとよいでしょう。

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※当サイトの表現するバルクアップとは筋肥大、バストアップとは胸の土台となる大胸筋のバルクアップ、ダイエットとは健康的な体脂肪率の減少、引き締めとは食事管理と合わせた総合的なダイエットを指します。

【執筆者情報】上岡岳|日本アームレスリング連盟常任理事|元日本代表|国際レフリー|ジムトレーナー|生物学学芸員