腕相撲(アームレスリング)のトレーニング器具について解説します。なお、解説しているのはいずれもIFA国際アームレスリング連盟(International Federation of Armwrestling)の公認品(Mazurenko Equipment製)の正規品です。
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ウルトラグリップ
ウルトラグリップは世界中のアームレスラーに愛用されている基本となるケーブルアタッチメントです。
重心が円の中心からずれた偏心ローラーと呼ばれるものです。
このため、腕相撲(アームレスリング)にもっとも重要とされる「指先からストロークする力」を効率的に鍛えることが可能です。
海外のトップアームレスリング選手による実際のトレーニングの様子です。
メーカー日本正規代理店による公式動画です。
ストロークグリップ
ストロークグリップは、ウルトラグリップシステムの交換用ローラーで、別名「アンチトップロールハンドル」とも呼ばれています。
その名の通り、トップロール(吊り手)に指先を吊られないための力、つまり指先や指の腹で押さえる力を集中的に鍛えられる構造になっています。
トップ選手による実際のトレーニング動画です。
ローテーションハンドル
ローテーションハンドルは2021年に新発売されたトレーニング器具で、手首の回転運動を強化することに特化したハンドルです。
手の甲が上を向く方向=回内回旋はトップロールに、手の平が手前を向く方向=回外回旋はフックにそれぞれ有効です。
また、この写真のように縦に使用することでヘッドを立てる力を集中的に鍛えることができます。
ストラップローラー
ウルトラグリップと並んで世界中で愛用されているアームレスリング器具がストラップローラーです。
ストラップローラーは一般的なハンドローラーと違い、ストラップにより手の甲が固定されるため、ローラーを握り締める必要がなく、このため腕相撲(アームレスリング)で重要な「手の平の面でストロークする力」を鍛えることが可能です。
また、自由に回旋できるので、フック軌道、トップロール軌道それぞれで実戦に近い感覚でトレーニングできるのも大きな魅力です。
トップ選手による実際の使用方法の動画です。
メーカー日本正規代理店による公式動画です。
トップロールハンドル
トップロールハンドルは吊り手専用のケーブルアタッチメントで、相手の拳を握ったような状態からヘッドを立てたり、回旋したりといった動作を鍛えることが可能です。
海外のトップ選手による実際のトレーニング風景です。
フックハンドル
フックハンドルは噛み手専用のトレーニング器具です。
通常の円錐ハンドルに比べ、負荷のかかる位置が小指よりもさらに下にあるため、フックに重要な小指側からストロークする力を集中的に鍛えることができます。
トップ選手による実際のトレーニング動画です。
メーカー日本正規代理店による公式動画です。
フィンガーベルト
フィンガーベルトはアームレスリングの重要な筋力「親指の壁」の力を鍛えるためのトレーニング器具です。
画像提供
マズレンコ製作所日本正規輸入代理店
※当サイトの表現するバルクアップとは筋肥大、バストアップとは胸の土台となる大胸筋のバルクアップ、ダイエットとは健康的な体脂肪率の減少、引き締めとは食事管理と合わせた総合的なダイエットを指します。
【執筆者情報】上岡岳|日本アームレスリング連盟常任理事|元日本代表|国際レフリー|ジムトレーナー|生物学学芸員