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【筋トレBIG3だけで鍛える方法】忙しい人にも効果的な順番と自宅補助トレーニング

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忙しいけれども本格的に鍛えたい…そんな方にはバーベル筋トレBIG3のみの週一回トレーニングがおすすめです。三種目の効果的な順番を解説するとともに、もう週一回を自宅で補助トレーニングする場合におすすめの自重&ダンベル種目をご紹介します。

※筋トレ専門サイトGLINTより転載

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※本記事は提供元サイト(BUKIYA-MOBILE/武器屋.net)より転載・出力しています。著作権・コンテンツ権・引用および免責事項についてはこちらをご参照ください。


※本記事は世界チャンピオン金井選手山田選手も所属し、ワールドゲームズや国体にも参加実績のある公式競技団体「JAWA」の情報記事として公開されています。

■筋トレBIG3とは

●ベンチプレス・デッドリフト・スクワット

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筋トレBIG3とは、パワーリフティング競技の公式種目でもあるベンチプレス・デッドリフト・スクワットの三種目のことを指し、これだけでほぼ全身の筋肉を鍛えられることから、通称「筋トレBIG3」と呼ばれています。

なお、下記に日本パワーリフティング協会と世界協会の公式ページをリンクしておきますので、興味のある方は是非、訪れてみてください。当ジムにも5名の登録選手がおり、うち二名は全国大会レベルの選手です。

公益社団法人 日本パワーリフティング協会

IPF – International Powerlifting Federation

●ベンチプレスのやり方とバリエーション

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まず、ベンチプレスが効果のある筋肉部位は、主に大胸筋・三角筋・上腕三頭筋の上半身の押す筋肉群です。

・フラットベンチプレス

パワーリフティング競技としてのベンチプレスは、非常に高いブリッジを組み「筋肉にできるだけ効かせずに挙上する」ことが基本になりますので、ここでは、トレーニングとしての「効かせるベンチプレス」をご紹介します。

バーベルベンチプレスは、まず、ベンチに仰向けになり、肩甲骨を寄せ、80cm前後の手幅でシャフトをグリップします。

先にグリップをしてしまうと、肩甲骨の寄せが足らなくなる場合もありますので、必ず「肩甲骨を寄せきる」→「シャフトをグリップする」の順で行ってください。

次に肩甲骨をベンチに強く押しつけ、足で上半身を押し込むようにしてブリッジを作ります。

そして、腰をベンチに下ろし肩甲骨二点と合わせて三点で上半身を保持します。

こちらの画像(youtubeより)は女性のものですが、上級者の作る理想的なベンチプレスのブリッジですので、ご参照ください。

ブリッジを作ったらバーベルをラックアウトしますが、いきなり胸に下ろすのではなく、まず胸の真上まで水平移動してから下ろします。

バーベルを下ろす前に、大きく息を胸にためますが、この胸郭の膨らみも重要な要素ですので、バーベルを下ろし、上げ終わるまでは息をためたままにしてください。

胸郭の膨らみを作ったら、バーベルを下ろしていきますが、この時に勢いをつけて胸の上でバウンドさせないことも大切です。

バウンドを補助に使うと、高重量を挙げやすくなりますが、あくまでそれはチーティングであり、胸の筋肉に対しては効果が低くなります。

胸の上でバーベルが一瞬静止するくらいのつもりで、丁寧に筋力でコントロールしてバーベルを下ろしていきましょう。

バーベルを胸の上に下ろしたら、肩甲骨を寄せたままバーベルを押し上げていきます。この時に、肩甲骨の寄せ方が甘いと、肩から初動することになり肩関節を痛めるリスクがありますので、セット中は常に肩甲骨を寄せ、ブリッジが崩れないように注意してください。

バーベルを押し上げたら、その位置で軽く顎を引いて大胸筋を完全収縮させます。

よくある間違った動作として、つい頭をベンチに押しつけるケースがありますが、大胸筋の収縮に対する首の連動方向は顎を引く方向です。

頭を後ろに押しつけると、首を痛めるリスクがあるだけでなく、大胸筋の完全収縮を妨げますので注意してください。

【正しいやり方と手順】

①ベンチに仰向けになり、肩甲骨を強く寄せ、シャフトをグリップする

②肩甲骨をベンチに押しつけ、足で上半身を押し込むようにブリッジを作り、腰をおろす

③バーベルをラックアウトし、胸の真上まで水平移動してから、コントロールして胸の上に下ろす

④肩甲骨を寄せたままバーベルを押し上げ、顎を引いて大胸筋を完全収縮させる

なお、ベンチプレスに関する詳細な情報は下記の記事にまとめてありますので、そちらもあわせてご参照ください。

▼アスリート執筆記事

【ベンチプレス100kgを挙げるやり方】フォームとメニューの組み方を元全日本王者が解説

・デクラインベンチプレス

デクラインベンチプレスは、大胸筋下部に効果の高いベンチプレスのバリエーションです。

デクラインバーベルベンチプレスは、デクラインベンチに仰向けになり、肩甲骨を寄せ、80cm程度の手幅でグリップして構えます。

そこから、バーベルをラックアウトし、胸の真上まで水平移動してからバーベルを胸の上に下ろしていきますが、この時にバーベルがバウンドしないように、しっかりと筋力でコントロールさせることが大切です。

バーベルを胸まで下ろしたら、肩甲骨を寄せたままバーベルを押し上げていきます。肩甲骨の寄せ方が甘いと、肩から初動することになり、肩関節に強い負担がかかりますので、完全に肩甲骨を寄せるイメージを持って動作を行ってください。

また、大胸筋と首の連動性から、バーベルを押し上げた位置でやや顎を引くことで大胸筋下部が完全収縮して効果が高まります。

【正しいやり方と手順】

①デクラインベンチに仰向けになり、肩甲骨を寄せて構える

②バーベルをラックアウトし、胸の真上まで水平移動してから胸に下ろす

③肩甲骨を寄せたままバーベルを押し上げ、顎を引いて大胸筋下部を完全収縮させる

・インクラインベンチプレス

インラインベンチプレスは、大胸筋上部に効果の高いベンチプレスのバリエーションです。

インクラインバーベルベンチプレスは、インクラインベンチに仰向けになり、肩甲骨を寄せ、シャフトを80cm程度の手幅でグリップして構えます。

構えたら、バーベルをラックアウトし、胸の真上まで水平移動してから胸に下ろしていきます。この時に、シャフトをバウンドさせないよう、筋力でコントロールして下ろしてください。

バーベルを胸まで下ろしたら、肩甲骨を寄せたままバーベルを押し上げます。

セット終盤で苦しい時などは、つい腰を浮かせがちですが、腰を浮かせてしまうと大胸筋上部に有効な軌道が失われますので、最後までシートに腰をつけて押し上げるのが大切なポイントです。

また、大胸筋と首の連動性を考慮し、バーベルを押し上げた位置でやや顎を引くことで、大胸筋上部が完全収縮して効果が高まります。

【正しいやり方と手順】

①インクラインベンチに仰向けになり、肩甲骨を寄せてシャフトをグリップする

②バーベルを胸の真上まで水平移動させ、コントロールしながら胸に下ろす

③肩甲骨を寄せたままバーベルを押し上げ、顎を引いて大胸筋上部を完全収縮させる

・リバースグリップベンチプレス

インクラインベンチがない場合でも大胸筋上部に負荷を加えられるのが、リーバースグリップベンチプレスです。

バーベルリバースグリップベンチプレスは、通常のバーベルベンチプレスとは逆の逆手でシャフトをグリップして行いますが、絶対に守っていただきたいこととして「はじめからリバースグリップでラックアウトしない」ことが上げられます。

リバースグリップでのバーベルの保持は、ただでさえバーベルが頭側に流れやすいのですが、はじめから頭側にあるラックからバーベルを外すと、頭側にバーベルが落下するのを止められません。

必ずノーマルグリップでラックアウトし、胸の上にバーベルを下ろしてからグリップを逆手に握り直してください。

どうしても、はじめからリバースグリップでラックアウトしたい場合は、左右に二人の補助者をつけるようにします。

なお、本種目はバーベルのブレを抑えるのが難しく、初心者の方にはおすすめしませんが、チャレンジしたい場合は、補助者をつけ、かなり軽めの重量設定で安全に行ってください。

【正しいやり方と手順】

①ベンチに仰向けになり、ノーマルグリップでシャフトをグリップして構える

②バーベルをラックアウトしたら、胸の上に下ろす

③グリップを逆手にしてバーベルを押し上げる

④セットはバーベルを胸の上に置いた位置で終わり、グリップをノーマルに握りかえてバーベルをラックする

・クローズグリップベンチプレス

クローズグリップベンチプレス(ナローベンチプレス)は、大胸筋内側と上腕三頭筋に効果の高いベンチプレスのバリエーションです。

バーベルナローグリップベンチプレスは、ベンチに仰向けになり、肩甲骨を寄せ、肩幅程度の狭い手幅でシャフトをグリップして構えます。

肩幅より狭く手幅を設定すると、バーベルを下ろした時に手首関節に強い捻れ負荷がかかりますので、あまり手幅は狭くしすぎないようにして下さい。

構えたら、バーベルをラックアウトし、胸の真上まで水平移動してから胸に下ろしていきます。この時に、あまり肘を外に張り出すと、これも手首関節に強い負担がかかりますから、あまり肘を張り出さず体側に沿わせるように動作を行うのがポイントです。

バーベルを胸の上に下ろしたら、肩甲骨を寄せたまま、下ろした時と同じ軌道でバーベルを押し上げていきます。

なお、バーベルの高さは完全に肘が伸びきる位置まで押し上げ、上腕三頭筋を完全収縮させてください。

【正しいやり方と手順】

①ベンチに仰向けになり、肩幅程度の狭い手幅でグリップして構える

②肘を外に張り出ず、バーベルを胸の上に下ろす

③同じ軌道でバーベルを押し上げ、肘を伸ばしきり上腕三頭筋を完全収縮させる

・ワイドグリップベンチプレス

ワイドグリップベンチプレスは、大胸筋外側に効果の高いベンチプレスのバリエーションです。

バーベルワイドグリップベンチプレスは、ベンチに仰向けになり、通常のグリップよりも拳一つ分ほど手幅を広くグリップし、肩甲骨を確実に寄せて構えます。

ベンチプレス系種目では、肩甲骨の寄せ方が甘いと、肩から初動することになり肩関節に強い負担がかかりますが、なかでもワイドグリップベンチプレスは、非常に強い負担が肩関節にかかりやすいので、特に注意してください。

構えたら、バーベルをラックアウトし、胸の真上まで水平移動してから胸に下ろします。

胸にバーベルを下ろしたら、肩甲骨を寄せたままバーベルを押し上げますが、本種目では、完全に肘が伸びきるまで押し込む必要はあまりありません。

これは、大胸筋外側に負荷がかかるのが、腕を開いて下ろした位置だからです。

ですので、押し上げてからではなく、押し上げる初動を大切にトレーニングを行ってください。

【正しいやり方と手順】

①ベンチに仰向けになり、肩甲骨を寄せ、広い手幅でグリップして構える

②バーベルをラックアウトし、胸の真上まで水平移動してから胸に下ろす

③肩甲骨を寄せたままバーベルを押し上げ、肘が伸びきる直前で再びバーベルを下ろす

・足上げベンチプレス

ブリッジができない状態でベンチプレス動作を行う足上げベンチプレスでは、高重量ベンチプレスに必要な大胸筋・三角筋・上腕三頭筋の基礎筋力を養うことができます。

●デッドリフトのやり方とバリエーション

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まず、デッドリフトは僧帽筋・広背筋・長背筋・上腕二頭筋などの上半身の引く筋肉群に効果があり、さらに下半身も使用するので下半身の筋肉にも二次的に効果があります。

・バーベルデッドリフト

パワーリフティング競技では、特に体系的に日本人選手は挙上距離の短いスモウデッドリフト(足を広げ足の間でバーをグリップするフォーム)が主流ですが、トレーニングとして背筋群に効かせる意味では、通常のデッドリフトが効果的ですのでそちらの動画をご紹介します。

構え方のポイントは、胸を張り、背中を反らせ、お尻を突き出し、やや上を見ながら構えることで、これにより自然と正しいフォームになります。

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こちらは、それらのポイントを模式図にしたものですので、ご参照ください。

いずれのスタイルでも、基本的なフォームは同じで、まずは、足首がシャフトに触れる位置まで前進し足位置を決めます。

次に胸を張り、背すじを伸ばしてシャフトをグリップし、膝がつま先よりも前に出ないように、お尻を突き出して構えます。

初動は、背中で行うのではなく脚力を使ってバーベルを床から浮かせます。この時に、背中が丸まると腰に強い負担が加わりますので、目線を上にして顎を上げて引き始めます。

また、膝とつま先の向きが同じになるようにすることも膝関節保護のために重要で、内股や外股での動作は避けてください。

バーベルが浮いたら、上を見たまま背中も使ってバーベルを引き上げていき、引き上げた位置で肩甲骨を寄せきって背筋群を完全収縮させます。

バーベルを下ろす時は、一般的な筋トレ種目と違い、ゆっくりと下ろす必要はありませんが、バーベルが床でバウンドしない程度にはコントロールして戻してください。

【正しいやり方と手順】

①足首がシャフトに触れる位置まで前進し、胸を張り背すじを伸ばしてシャフトをグリップする

②膝がつま先より前に出ないように、お尻を突き出す

③背中が丸くならないように上を向く

④膝とつま先の向きを揃え、初動は脚力で引き始め、バーベルが浮いたら背中の筋力も使っていく

⑤ベーベルを引き上げたら、肩甲骨を寄せきり背筋群を完全収縮させる

・スモウデッドリフト

また、こちらの動画が先ほど述べたスモウデッドリフトの模範動画です。

▼アスリート執筆記事

【デッドリフトのやり方とフォーム】種類別に効果的なセットメニューを元全日本王者が解説

・スティッフレッグドデッドリフト

膝をほぼ伸ばした状態でデッドリフトを行うスティッフレッグドデッドリフトは、ハムストリングスを集中的に鍛えることのできるバーベル筋トレ種目です。

●スクワットのやり方とバリエーション

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スクワットは、下半身ほぼ全てに負荷がかかり、大腿四頭筋・臀筋群・大腿二頭筋・下腿三頭筋などに効果的です。

・フルスクワット

パワーリフティング競技でのスクワットでは、ルール上ボトムまでしゃがみこむことが必要ですが、トレーニングとしてのスクワットは個人のレベルに合わせ、初心者のうちは膝が90度程度のハーフスクワットから慣れていくことをおすすめします。

スクワットの動作・フォームでの最大の注意点は膝の位置関係です。横から見たときに「膝がつま先より前に出ない」、前から見たときに「大腿骨・膝・脛骨が一直線になる」ことが重要で、これができていないと膝の損傷につながりますので注意してください。

バーベルスクワットは、まず胸を張り、背中が丸まらないように背筋を伸ばして構え、肩の後ろにバーベルを保持して、そこからしゃがんでいきます。背中が丸まった状態で行うと、腰を痛めるリスクがありますので注意しましょう。

しゃがむときは、膝関節に負担がかからないよう、膝がつま先より前に出ないことを意識し、お尻をやや突き出して斜め後ろにしゃがんでいきます。

ちょうど、椅子に座る軌道と動作をイメージしてください。

また、膝がつま先の方向を常に向いていることも大切で、つま先と膝の向きが違うと膝関節に捻れ負荷がかかります。必ず膝とつま先の向きは揃えましょう。

そして、太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、そこから立ち上がっていきますが、この時に顎を上げて上を見るようにすると、背中が丸まらずに正しいフォームになります。

【正しいやり方と手順】

①胸を張り、背筋を伸ばしてバーベルを持って構える

②膝がつま先より前に出ないように意識し、お尻をやや突き出して斜め後ろにしゃがむ

③太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、上を向いて立ち上がる

・ワイドスタンススクワット

また、ワイドスタンスでバーベルスクワットを行うと、通常のスクワットでは効かせにくい内転筋群を鍛えることが可能です。

▼アスリート執筆記事

【バーベルスクワットのフォームとメニュー】元全日本王者が効果的な回数・セット数も解説

・バーベルフロントランジ

バーベルフロントランジはハムストリングスに効果的なバーベルトレーニングです。

バーベルフロントランジは、バーベルを肩の後ろで担ぎ、胸を張り背すじを伸ばし、足を大きく前後に開いて構えます。そこから、前足を曲げて前方にしゃがんでいきますが、この時に膝がつま先よりも前に出ないように気をつけてください。膝がつま先よりも出てしまうと、膝関節と靭帯に大きな負担となります。

前足の太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、後ろにした脚に意識を集中し、後ろ足で身体を引き寄せるようにして立ち上がります。

なお、本種目は足の置き方を変えて、合わせて1セットになりますが、構えにくい足の置き方から先に行ったほうが、足の置き方を変えてからの後半でセットを完遂しやすくなります。

【正しいやり方と手順】

①胸を張り、背すじを伸ばして、足を前後に大きく開いて構える

②前足の膝がつま先よりも前に出ないように気をつけてしゃがむ

③前足の太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、後ろ足で身体を引き寄せるようにして立ち上がる

・バーベルサイドランジ

バーベルサイドランジは内転筋群に集中的な効果のあるバーベルトレーニングです。

バーベルサイドランジは、肩の後ろでバーベルを担ぎ、胸を張り背筋を伸ばし構えます。

そこから、片方の足を曲げて横方向にしゃがんでいきますが、この時に膝に負担をかけないように、膝がつま先よりも前に出ないように気をつけ、また、膝とつま先の向きを同じにしてください。

曲げたほうの脚の太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、伸ばしたほうの脚で身体を引き寄せるようにして立ち上がります。

そして、元に戻ったら反対側へ同じようにしゃがみ、再び立ち上がります。

【正しいやり方と手順】

①胸を張り、背すじを伸ばし、大きく開いた足の間でバーベルを保持して構える

②膝がつま先より前に出ず、なおかつ、つま先と膝が同じ方向を向くように気をつけて横方向へしゃがむ

③曲げたほうの脚の太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、伸ばしたほうの脚で身体を引き寄せるようにして立ち上がる

④逆方向へしゃがみ、同様に立ち上がる

・バーベルブルガリアンスクワット

バーベルブルガリアンスクワットは、ブルガリアの体操五輪チームが発案したとされる高強度のスクワットバリエーションで、スプリットスクワットとも呼ばれています。

バーベルブルガリアンスクワットブルガリアンスクワットは、片足を前に出し、片足を後ろにして足の甲を台などに乗せ、バーベルを肩の後ろに担いで構えます。

そこから、胸を張り、背すじを伸ばして斜め後ろにしゃがんでいきます。そのまま真下にしゃがむと、負荷が下半身背面にかかりにくいので、必ず斜め後ろにしゃがむのがポイントです。

また、この時に前にした脚の膝がつま先より前に出ないように気をつけてください。膝が飛び出したフォームになると、膝関節に強い負担がかかり、痛めるリスクがありますので、十分に注意しましょう。

前にした脚の太ももが床と平行になるまでしゃがんだら、そこから立ち上がっていきますが、この時に後ろにした脚を主働にして立ち上がるのが、下半身背面に効かせるための大切なコツです。

なお、本種目は足の置き方を変えて、合わせて1セットになりますが、構えにくい足の置き方から先に行ったほうが、足の置き方を変えてからの後半でセットを完遂しやすくなります。

【正しいやり方と手順】

①胸を張り、背筋を伸ばし、片足を前にもう片足を後ろにして構える

②後ろにした脚に負荷がかかるよう、斜め後ろにしゃがむ

③前にした脚の膝がつま先より前に出ないように気をつけて、太ももが床と平行になるまでしゃがむ

④後ろにした脚に意識を集中して立ち上がる

■BIG3の効果的な順番と一日のトレーニング量

●スクワット→デッドリフト→ベンチプレス

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まず、BIG3三種目の実施する順番ですが、筋トレの基本通り、「使用筋肉の体積が多い高重量種目」から「使用筋肉の体積が少ない低重量種目」へというのが基本です。このためスクワット→デッドリフト→ベンチプレスというのが正しいセットの順番です。

実際には、ベンチプレスが好きな人が多いので、まずベンチプレスから行っている方を見かけることも少なくありませんが、確実に非効率な鍛え方です。

また、筋トレBIG3のみで一日に全身をトレーニングする場合は、各種目3セットずつというのが一般的です。全身に非常に強い負荷がかかるので、これ以上セット数を増やさず、1セット1セットを大切に確実に効かせていくことをおすすめします。

■自宅での補助トレーニング

●広背筋・上腕二頭筋・腹筋群を鍛える

忙しい人が、週一回BIG3のみで筋トレをしていく上で、できれば行って欲しいのが、あともう一回の自宅トレーニングです。

鍛える部分は、筋トレBIG3ではそれほど負荷のかからない部分、広背筋・上腕二頭筋・腹筋群です。

●広背筋の自宅トレーニング

広背筋に効果的なダンベルトレーニング種目がワンハンドローイングです。胸を張り、前を見て動作をしてください。

▼詳細記事

ダンベルローイングのやり方とポイント

●上腕二頭筋の自宅トレーニング

上腕二頭筋に効果的なダンベルトレーニング種目がダンベルカールです。さまざまバリエーションがありますが、肘を体側に固定して行うのがポイントです。

▼詳細記事

ダンベルカールのやり方とポイント

●腹筋群の自宅トレーニング

腹筋群全体に効果が高く、自宅トレーニングとしておすすめの自重種目がクランチツイストです。

▼詳細記事

クランチツイストのやり方とポイント

■バーベルのないジムではどうする?

●マシン筋トレBIG3で鍛える

読者の方が通える環境のジムには、ひょっとしたらバーベルのないマシントレーニングジムしかないという場合も考えられます。そのようなジムで行うとよい、バーベル筋トレBIG3に相当するマシントレーニング三種目をご紹介します。

●上半身の押す筋肉のマシン筋トレ

マシンチェストプレスは、ベンチプレスのかわりになるマシン筋トレです。グリップが肩より上だと肩関節を痛めてしまうので、シート高を調整して行ってください。

▼詳細記事

マシンチェストプレスのやり方とポイント

●上半身の引く筋肉のマシン筋トレ

ケーブルローイングはデッドリフトのかわりにおすすめのマシン筋トレです。胸を張って腕を引き、フィニッシュで完全に肩甲骨を引き寄せるのがポイントです。

▼詳細記事

ケーブルローイングのやり方とやり方とポイント

●下半身の筋肉のマシン筋トレ

マシンレッグプレスはスクワットのかわりにおすすめのマシン筋トレです。つま先が膝より上になる位置に構えるようにしてください。

▼詳細記事

マシンレッグプレスのやり方とポイント

■バーベル筋トレにおすすめのグッズ

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※当サイトの表現するバルクアップとは筋肥大、バストアップとは胸の土台となる大胸筋のバルクアップ、ダイエットとは健康的な体脂肪率の減少、引き締めとは食事管理と合わせた総合的なダイエットを指します。

【執筆者情報】上岡岳|日本アームレスリング連盟常任理事|元日本代表|国際レフリー|ジムトレーナー|生物学学芸員