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腕相撲での骨折を防ぐ|絶対に留意すべき注意点をアームレスラーが解説

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全日本三位以上の実績アスリート執筆記事

学校や職場での力比べとして広く行われる腕相撲ですが、意外なほど骨折事故が多いことはあまり知られていません。これまでアームレスリングの技術を腕相撲に用いる記事をいくつか執筆し、非常に多くの人に読まれていますので、その責任の一つとして、腕相撲での骨折事故を防ぐために留意すべき注意点を解説します。

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※本記事は提供元サイト(BUKIYA-MOBILE/武器屋.net)より転載・出力しています。著作権・コンテンツ権・引用および免責事項についてはこちらをご参照ください。


※本記事は世界チャンピオン金井選手山田選手も所属し、ワールドゲームズや国体にも参加実績のある公式競技団体「JAWA」の情報記事として公開されています。

■腕相撲での骨折とは

●上腕骨のスパイラル=螺旋旋回骨折

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腕相撲で骨折する部位は、そのほぼ100%が上腕骨です。そして肘を支点として前腕~拳に力が加わるため、上腕骨はきれいに折れるのではなく、捻れるように折れます。

これを通称「スパイラル骨折」、正式には「上腕骨螺旋旋回骨折」と呼びます。

折れるときに周りの組織や神経を巻き込みながら骨折するため、予後は悪く、機能回復までには数度の手術と長期間のリハビリが必要になります。

楽しい学校や職場での腕相撲が、大変な事態にならないように、腕相撲での骨折を防ぐ留意点と、万が一の場合の応急措置をご紹介していきます。

■腕相撲の骨折事故を防ぐ

●拳から目を離さず肩より内側で力を入れる

File:Arm wrestling.jpg

腕相撲において、骨折事故が発生するポジションはほぼ決まっています。

力を入れようと拳から目を離し首を振り、身体が開いた状態で力を加えた場合に骨折は起こります。

わかりやすく言えば、上の写真の投手のような状態・ポジションです。この体勢は、腕の筋力ではなく、腕の骨と靭帯のしなりを使って拳に力を加えるポジションです。投手は筋肉ではなく全身のしなりを腕に伝えてボールを投げるので、投球としては理にかなっています。

ただし、それは投球において通用するのであり、このポジションの拳に人間の体重が一気にかかれば、骨は張力限界を越えることは想像していただけるでしょう。

ですので、腕相撲での骨折を防ぐためには、拳から目を離さず、拳は肩より内側で力を入れるようにしましょう。そして、その体勢を維持できないのなら、それは力で負けたことなので、それ以上に身体が開いた状態で勝負を続けるのは止めてください。その状態は、力ではなく骨の張力で耐えているだけです。

■万が一骨折事故が起こったら

●すぐに腕を抱え固定して救急車を呼ぶ

不幸なことに骨折事故が起こった場合、骨折者は数秒間腕が折れたことに気づきません。

腕がおかしな方向を向いたことに驚き、立ち上がり机から肘を離そうとします。そのままにすると、腕の骨折部分より先が垂れ下がり、この時に周囲の神経や組織を著しく傷つけます。

「折れた」と思ったら、まわりの人は骨折者の後ろから覆い被さり、立ち上がるのを防ぐとともに、腕が動かないように固定してください。枯木が折れるような乾いた音がしますので、脱臼とは区別がつきます。

また、救急車を呼び、到着までは骨折者に声をかけ続けてください。骨折者は痛みと恐怖でパニックを起こしています。少しでも鎮めるために、嘘になりますが「脱臼だから大丈夫」などと安心させましょう。

それでは、腕相撲での骨折事故がなくなることを心から祈りつつ、本記事を終了します。

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※当サイトの表現するバルクアップとは筋肥大、バストアップとは胸の土台となる大胸筋のバルクアップ、ダイエットとは健康的な体脂肪率の減少、引き締めとは食事管理と合わせた総合的なダイエットを指します。

【執筆者情報】上岡岳|日本アームレスリング連盟常任理事|元日本代表|国際レフリー|ジムトレーナー|生物学学芸員